20240420115428 proxmox CT VM どっち

proxmox linux

以下、いじってみた現時点での私見。

全体を通しての感想

VMを作っておくのが基本的には良さそう。NASを作る時はCTで、proxmoxでハード的に管理しているRAIDZを使うのが良さそうなど、特別な場合もある。

CT + docker とか、 VM + snapとか、 CT/VM 以外にも仮想化のようなことをしている場合があり、そういうのを組み合わせると、自分が何をしているのかを理解するのが難しくなってくる。

VM

VMのすばらしい点

  1. 自由度 USBデバイスを直接VMに接続したりできる。QEMUで可能なことはだいたいできるのではないか

  2. CTのように専用のファイルを作らなくても、ISOイメージなどからブート可能

VMの残念な点

  1. オーバーヘッド CTに比較して、という感じ。ただ、パフォーマンスが足りなかったら別マシンに移行しやすいので、必要ならそうすればよい。

CT

CTのすばらしい点

  1. 軽い

CTだと、proxmoxのハードウェアにそのままアクセスできる。そのため、proxmoxで構成したRAIDZをCTでマウントして、NASとして公開、といったことができる。

  1. ホストのデバイスがそのまま使える

残念な点の「抽象化がイマイチ」とのトレードオフだけど、CTに proxmoxにマウントしてあるフォルダを追加でマウントしたりできる。そのため、proxmoxで作ったRAIDZを直接NASとして使えたりする。そうじゃないと、別途RAIDZ上に仮想ドライブ(のファイル)を作るなどしないといけなくて面倒。

CTの残念な点

  1. 抽象化がイマイチ

snapなどがホストの方まで影響を与えてしまう。proxmox本体のsquashfuseプロセスがかなりのCPU%を占めるなどする。しかも、snapはCT上では動作しない。そのため、chromiumなどがインストールできない。そのため、用途が限定される。

20240523 追記。この件はworkaroundがあったので試してみる snaps in lxc on proxmox 7.1 | Proxmox Support Forum

  1. コンテナイメージを探すのが面倒

unofficial lxc コンテナ https://images.linuxcontainers.org/images/ などがあれば良いが、無かったら作成などが必要。