20240217114253 フィルタの群遅延とは
定義
は位相差、 は角周波数。
位相特性のグラフを微分したものという理解で良いと思う(符号は定義上逆になる)。
単位は [sec]。 `[rad / (rad/sec)]だから。
位相応答がlinearなら、群遅延はつねに一定の数になる。 linearで無い場合、増減したりする。そうなっていると周波数ごとに遅延量が変わってしまっている。つまり、波形がひずむ。
群遅延とかgroup delayという言葉がとても分かりにくい。「位相応答の傾きの関数」のこと。
cf.
以下あまりよくない例。微分の定義上はそういう説明ができるけど、「うなりのピークの差」に、どれほど意味があるのか?